よこまちポストON AIR vol.1「よこまちポストとは?」
- yokomachipost
- 2020年6月20日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年8月20日
富士吉田プロジェクトの学生メンバーは、富士吉田市に足を運べない状況が続いています。そんな中で何かアクションを起こせないかと考え、オンラインでのミニイベントを企画いたしました。その第1弾が、「よこまちポストON AIR」です。
これまでまちづくりのつどいに参加してくださっている方はもちろん、まちづくりのつどいに参加することが難しかった方や、富士吉田市外にお住まいの方まで、オンライン開催の強みを活かし幅広くご参加いただければと思っています。
第1回目は、普段からまちづくりのつどいに参加されている方の他、富士吉田市にお住まいでよこまちポストのイベントに初参加の方、まちづくりに携わる学生などにご参加いただきました。

↑テレビ電話アプリを用いてオンライン・リアルタイムで開催しました

↑気軽に聞くことができるラジオ番組のようなイベントを目指して、ネオン調のロゴを作成しました
-開催概要- 日時:2020年6月9日(火)18:00-18:30 開催方法:ZOOMを用いたオンライン・リアルタイムでの開催 概要: 昨年夏、富士山の麓、国道138号沿いに誕生した「まちづくりギャラリーよこまちポスト」。かつて郵便局であったこの建物は、どのようにしてギャラリーに生まれ変わったのでしょうか。よこまちポストに足を運ぶことが難しい方を含め、幅広く参加していただくために オンラインでお届けする「よこまちポストON AIR」。記念すべき第1回目は、よこまちポストの設計者である合同会社流動商店の三文字さんをお招きし、よこまちポスト誕生の秘密に迫ります。
イベントはまず、約10分間の「よこまちポスト改修ムービー」の上映から始まりました。よこまちポストは昨年の夏に西念寺さんに合宿させていただき、富士吉田プロジェクトの学生メンバーが中心となって手作りで改修しました。
動画からは時間の経過とともにダイナミックに、旧上吉田郵便局がよこまちポストに生まれ変わっていく様子が見てとれます。参加者からは「想像していた以上に、手作りで改修していることに驚いた」という声が聞かれました。
↓動画はこちらからご覧いただけます
続いて、これから進めていく「オンライン版よこまちポスト」のコンセプトの説明にうつりました。よこまちポストは、地域の人が気軽に立ち寄り、まちづくりについての情報を得たり、まちづくりについて話すことのできる場を目指して整備しました。
「オンライン版」のよこまちポストは、このコンセプトを引き継ぎつつ、それぞれのお家からより気軽にアクセスできる場を目指しています。

オンライン版よこまちポストのプラットフォームとして、今みなさんにご覧いただいている「まちづくりギャラリーよこまちポスト」のホームページを作成いたしました。今後、よこまちポストにおけるイベントの告知や、イベントレポートの蓄積などを進めていきます。

また、これからは、よこまちポストのホームページと、紙媒体の「まちづくり通信」の両方を活用し、地域の方に国道拡幅にともなうまちづくりの情報について共有していく予定です。

そして、いよいよゲストスピーカーの登場です。今回は、よこまちポストの設計を主に担当された、合同会社流動商店・共同代表の三文字さんをお招きしました。
富士吉田プロジェクト学生メンバーから三文字さんに質問を投げかけていきます。
-旧上吉田郵便局の魅力は?それを設計にどう生かしたのか教えてください。
外観の細かなデザインが素敵だと思います。ドアの前にあるスロープや、2階ベランダの手すりなどに施された幾何学模様が特徴的です。改修にあたり新しく制作したドアの下半分は、スロープに施された幾何学模様を引き継いだものです。上半分は、〒のマークを意識してデザインしました。

-設計・施工にあたり苦労した点は?
よこまちポストは国道の拡幅予定線にかかっています。ですので、あまりお金をかけすぎず、少しずつできるところから手を入れていくことが必要でした。例えば入り口のドアはもともと鉄製だったのですが、鉄で作り直すとお金がかかりすぎるので、木を用いて手作りで仕上げました。床板などは近くにある木材屋さんに協力してもらい安く譲っていただきました。そのような小さな工夫を積み重ね、予算を抑えることに成功しました。
-今後のよこまちポストにどのようなことを期待していますか?
よこまちポストの特徴は、運営している人が地域の外にいるということと、もともと郵便局だったということだと思います。例えばよこまちポストのカウンターにデジタルパネルがあり、まちの人が学生と話すことができるようにするなど、まちの人と、都市デザインを専門とする学生が一緒に運営する意味を見いだせると良いと思います。
ご参加いただいたみなさま、ゲストの三文字さん、ありがとうございました。
第2回目以降も企画中です。みなさまのご参加をお待ちしております。
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