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よこまちポストとは
よこまちポストは、所有者のご厚意を受けて、慶應義塾大学SFC研究所が「富士吉田市の魅力ある街のデザイン調査研究」の推進のために無償でお借りし、東京大学都市デザイン研究室・株式会社田中大朗建築都市設計事務所の協力を得て運営している施設です。

思い出がつまったまちの郵便局
1963年に開業してから、まちの郵便局として働き続けた旧上吉田郵便局。夏は給水器目当てに小学生が寄り道をし、冬には郵便局員用スペースのストーブをみんなで囲んでいました。外壁にかけられた大きな時計で、道ゆく人やバスを待つ人が時間を確認していました。時代の流れの中でATMが主流となり、機械導入のスペース不足を理由に、郵便機能は新しい郵便局に移転しました。

よこまちポストの誕生
郵便局としての役目を終え、34年間、沿道からひっそりと横町・大門の移り変わりを見守っていた旧上吉田郵便局。2019年の夏に新たなスタートをきります。大掃除に始まり、天井の痛んだ化粧材を剥がし、壁や窓枠を塗り替えると、かつての生き生きとした姿を取り戻していきます。建物の顔であるドアは、木材をカットして新しく作りました。こうして「よこまちポスト」は誕生したのです。

よこまちポストのこれから
よこまちポストの整備は「富士吉田市の魅力ある街のデザイン調査研究」の一環として行われました。将来の国道138号線拡幅に向けて、今からどんなまちづくりができるのかということを発信し、ともに考える場として位置付けられています。今ある魅力を引き継ぎつつ、拡幅を契機により良い街をつくることができないか。歩き回りたくなる歩行者空間とはどんなものか。身近なことから地域の方々と話し合うきっかけづくりをしていきます。
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